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引きこもり系男子の日常

本と音楽と珈琲の日常をだらだらと。。

永遠の0

引きこもり、本を読む

 

 

人生初めての電車通勤を経験し、

人生の厳しさを知りました。

 

行きたいところに行けないもどかしさ。

もうたくさんです。

 

そんな一ヶ月限定の電車通勤でした。

 

電車の中で読んだ本紹介しますー。

 

 

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著・百田尚樹永遠の0講談社文庫

 

永遠の0。書店に並んだ2009年以降話題となり、映画化もされ爆発的にヒットした作品。

 

どうしても読みたい気持ちを抑え(金銭的問題により)とうとう古本屋で100円になるまで我慢できました。

 

 

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満を持してページを開きました。

 

さてさて、、内容。

 

「娘に会うまで死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも一つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

(背表紙より引用)

 

感想。。

 

時代小説…というのでしょうか。そういった類の昔の言葉遣いや知らない情報が多く登場する生まれた世代の差を感じさせる小説はあまり得意ではなく、この本を読むときも少し不安がありました。

 

しかし、実際読んでみるとむしろ若い人に宛てているかのように、まるで実際戦地の空を飛んでいるかのような情緒豊かな文章表現や分かりやすい解説で非常に読みやすい小説でした。

 

物語自体も戦争を知らない主人公が戦地にいった人に話を聞くという設定なのですが、何が若い人はわからないのかということを作者さんはかなり押さえているなと感じました。

 

さすが百田尚樹さんといった感じです。

 

あれほど生きたい生きたいと願っていた主人公の実の祖父「宮部久蔵」が十死零生の特攻へと赴いたのか。

 

愛国精神を謳う当時の日本の考えに背き、生きたい。生きて帰ると約束した家族の元へ帰りたい。という強い気持ちを持ち続けた男が何故帰ることができなかったのか。

 

 

その真相を知った時、涙が止まりませんでした。

 

 

いまの平和な時代を生きている私は、当時の兵士の完全に気持ちを知ることはできません。しかし、絶対に死ぬとわかっている作戦に志願する兵士の気持ちを考えるとどうしてもやりきれない気持ちでいっぱいになりました。

 

 

私たちは多くの命の上に立って生きている。

 

そのことを深く感じることができました。

 

命の価値はいつの時代も同じです。

しかし、その命が使い捨ての道具同然に扱われた時代もあったことを決して忘れてはならないと思うのです。

 

そのことを知れただけでも今後を生きる大きな財産となりました。

 

 

結末に言及できないのは残念ですが、一つだけ。

 

 

「宮部久蔵は約束を守った。」

 

それだけは紛れもない事実です。

 

 

 

最後に。。

 

 

期待を裏切らない面白さでした。

また、時代、考え、愛、命、特攻。

色んなことを考えさせられる面白いだけではない小説でした。

この本はいつの世も読まれる作品になっていくべきです。

この先もずっとこの本が読み続けられることで、宮部久蔵はこれからの時代の平和な空を永遠に飛び続けるのだと思います。

 

 

それではノシ