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引きこもり系男子の日常

本と音楽と珈琲の日常をだらだらと。。

小さいおうち

引きこもり、本を読む

 

 

甲子園予選もいよいよ大詰めですね。

 

奈良県代表は選抜覇者の智辯学園に決まりました。

 

5戦とも逆転勝ちということで、圧倒的な強さはないものの要所要所の野手のポジショニングであったり、全試合通してバントの失敗が無いであったり、ここぞという時の後へつなぐ意識が他のチームよりも秀でていたと感じました。

 

特にキャプテンの納外野手のここぞという時のレフトのポジションの取り方の上手さは、秀逸でした。解説者もいっていましたが、本当にあっぱれです。

 

選抜優勝の経験もあり、どのチームよりも一球の重みを知っているということが優勝を決定づける要因だったと思います。

 

個人的には、天理を応援していたのですけど、最後あれだけの試合を投げぬいた村上投手の体力の限界が顕著に見て取れた9回裏の攻防は、感動しました。

 

限界を迎えながらも、打者の内角をえぐるストレートを見たときは身震いしましたね。

 

最後、天理の檜垣選手を抑えたボールも思わず手が出てしまったというようなコースではありましたが、力のある直球は素晴らしかったです。

 

予選でこれだけの波乱を乗り越えたんだからきっと甲子園でも素晴らしい成績を残してくれるのではないかと思います。

 

 

こんにちは。

 

 

そんなこといいつつ実際には見に行かないheyheyです。

 

がんがんにクーラーの効いた部屋で、テレビに噛り付いてました。

 

実際見に行きたいというのはもちろんあるのですが、何しろ人いっぱいだし、太陽光線も降り注いでるし、まあそりゃ家で見ますよね。

 

これだからコミュ障は困っちゃう。。

 

画面越しに夏を感じる今日この頃です。

 

 

さて、昨日読んだ本の感想。

 

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(写真使いまわしで申し訳ないです。。)

 

著・中島京子『小さいおうち』文春文庫

 

 

昭和初期、女中奉公にでた少女タキは赤い屋根のモダンな家と若く美しい奥様を心から慕う。だが平穏な日々にやがて密かに”恋愛事件"の気配が漂いだす一方、戦争の影もまた刻々と迫りきて__。

晩年のタキが記憶を綴ったノートが意外な形で現代へと継がれてゆく最終章が深い余韻を残す傑作。(背表紙より引用)

 

 

おしゃれな表紙と店員のおすすめという文字を見て購入したこの本。

 

昭和初期から終戦。そして現代が舞台。

 

最終章までの語り部は主人公「タキ」。

いまでは死語となっている女中(いまでいう家政婦さん)として、平井家にお仕えするところから物語は始まる。

 

昭和が舞台とあって現代の若い世代である私にとっては、少しイメージしずらい点もあったが、読み進めるにつれてだんだん自分の中でイメージが板についてくるのが分かってきた。

 

表紙のデザインに違わぬモダンな東京の描写。そして、平井家の住む赤い屋根の「小さいおうち」。時代背景も含めて、平井家と過ごす毎日のちょっと浮ついた感じが読んでいて、なんとも心地よい。

 

しかし読んでいる私たちはそんな毎日が続かないことを知っている。

 

登場人物は誰も知らない。読者はみんな知っている。

 

そう「第二次世界大戦」である。

 

穏やかな生活を読んでいるときも頭の中のもうすぐ戦争が起きるというどうしようもない不安感が拭えず、それをしらない登場人物たちを淡々と追っていくのはすごくむなしい気分にさせた。

 

 

ネタバレはしたくないので、最終章についてはあまり触れないでおこうと思う。

 

 

読んだ感想だけ。

 

筆者は読者に真相はどうであったかを委ねているように思えた。

そんな筆者を恨んでしまうようなやりきれなさにしばらく襲われることとなった。

 

本当のことが知りたい。そう思うのは当然だと思うが、物語がそこで終わるのも当然。

 

いい意味ですごく気分の悪いラストだったと思います。

 

 

 

とても面白かったです。現代の若い人に読んでほしいなと思うし、この本と出合えてよかったと思います。

 

ぜひ読んでいただいて、最終章をどう読むのかを感じて欲しいと思います。

 

 

もうすぐ8月15日は終戦記念日ですね。

 

 

靖国問題やらなんやらありますが、私たち日本は戦死した兵隊さんの上に立って生きていることは紛いもない事実であります。

 

 

それをけっして忘れず、感謝の気持ちをもって、当日球児達と一緒に黙とうを捧げたいと思います。

 

 

 

 

 

それではノシ