引きこもり系男子の日常

本と音楽と珈琲の日常をだらだらと。。

ドS刑事-朱に交われば赤くなる殺人事件-

 

 

こんにちは。

 

 

いやー暑いですね。

 

エアコンってつけっぱなしのほうが消費電力少ないってテレビで紹介されていました。

 

それでも「うそじゃないのか…?」と疑心暗鬼で実行できないheyheyです。

 

 

さて、昨日読み終えた本の紹介します。

 

こちら。。

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著・七尾与史『ドS刑事-朱に交われば赤くなる殺人事件』幻冬舎文庫

 

 

ずばり衝動買いです。

 

中高とライトノベル大好きだったからかわかりませんが、このような厨二病心をくすぐる題名とキャラを前面に押し出したイラストに目を惹かれました。

 

 

内容。。

 

人気番組のクイズ王が、喉を包丁で掻き切られ殺害されていた。ドSな美人刑事・黒井マヤは、相棒の代官山、ドMなキャリア刑事の浜田とともに捜査を始め、もう一人のクイズ王・阿南の元部下、伊勢谷を容疑者として絞り込む。しかし彼女は同様の手口で殺害された母親を残し失踪。その自宅には「悪魔払い」を信仰するカルト教団の祭壇があった__。

(背表紙より引用)

 

 

読んでいて何か違和感があったのですが、これシリーズでいうと2話目ってことに途中で気づきました。笑

 

幸い物語の進行には差し支えありませんでした。よかったよかった。

 

 

登場人物の印象は「ぶっ飛んでる」です。

一部を除き、主人公・黒井マヤをはじめ容赦なくぶっ飛んでます。

私個人はこういう「ぶっ飛び設定」すごく好きなので楽しませていただきました。

 

また、登場人物の性格だけでなく、ところどころの描写も容赦ありません。

すごくグロいです。

 

まともな作品・推理を期待している人、グロい描写が苦手な人にはあまりお勧めはしません。

 

 

 

テーマとしては「マインドコントロール・感応精神病」ということで、

副題の「-朱に交われば赤くなる-」がこの物語の肝になっています。

 

 

人の闇が自分を呑み込む。。

 

一見非現実的ななんならちょっと厨二病チックな事象ですが、それが実際に起こってしまうということが精神医学で解明されています。

 

そんな人間的怖さが前面に押し出されていました。

 

 

そんな大味な内容とは対照的に、文章はすごくライトで読みやすいです。

 

 

読み手を選ぶ作品ではありますが、個人的にはすごく気に入りました。

(特に黒井マヤの求婚のくだりなど、どストライクです。)」

 

 

ぜひ読んでみてください。

 

私はとりあえず近いうちに一巻読んでみようと思います。

 

 

 

それではノシ