白ゆき姫殺人事件
こんにちは。
昨日読み終えた本ご紹介します。
(逆光…!?)
湊かなえさんの著書はこれまで『告白』『Nのために』『夜行観覧車』と読んでいましたが、この本も湊かなえさんらしいいい意味での後味の悪さを感じる作品でした。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
巷でも話題の「週刊誌報道」と「SNS」を題材にした内容でした。
世の中には様々な視線と様々な感情が入り乱れていて、いつどんな人に何を見られてどう思われたのかなんてことは、見られている私たちにはわからないことです。
特にその人に対する感情は頭に入ってくる情報を良くも悪くもねじ曲がったものにしてしまうこともよくあることだと思います。
そういったことを淡々と訴えかけられているような印象を受けた作品でした。
「男だから~だよな」「これだからゆとり世代は~だわ」「割と昔の人って~ですね」
ステレオタイプに当てはめたようなものの考え方はよくないですね。
そういう意味が含まれたセリフや描写を読んでいると、気分が悪いです。
自分自身も直していかなければなぁ。と気づかされました。
毎回思いますが、湊かなえさんの作品は本当に後味悪いです。。。
決まって読んだ後、モヤモヤと胸の中に何かこう残るんですよね。
それがわかっていて本屋で手に取ってしまうのだから、きっと湊かなえさんの魅力(魔力…?)に取りつかれてしまっているのでしょうね。
次は『贖罪』かなぁ。いつになるやらわかりませんが。。
それではノシ